君の名は。老麺という宇宙

先日テレビで映画「君の名は。」が放映されていました。一昨年に劇場でも観た時は特に感じなかったのですが、今回テレビで観て凄く魅かれる場面がありました。それは三葉のおばあちゃんが組紐について語る場面です。

「縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり・・・」

「それがむすび。それが時間」

このセリフは組紐についてですが、これは正に老麺のことを語っているのかと思いました。老麺もひとつの菌が長い時間を生きながら、縒り集まり、捻れ、絡まって、戻って、生成されていく姿に、何か宇宙的なサムシンググレートを感じます。歴史と伝統のある製法が現代に甦り、職人により脈々と受け継がれて行く老麺の姿に、時空を越えたロマンを感じることが多々あります。

映画「君の名は。」では「口噛み酒」というアイテムが重要な役割を担います。

「水でも米でも酒でも、人の身体に入ったもんが、魂と結びつくこともまたむすび」

発酵により生成されるお酒は、神事にも使われるもので、古来神聖なイメージがあります。酒も老麺も発酵により生成される発酵食品の仲間です。老麺からも何か神秘的なイメージを感じるのは、きっと人の魂と結びつくからなんだと思います。

この老麺の生地、よく見ると宇宙のように見えてきませんか?

映画「君の名は。」を観て、老麺の宇宙的なイメージが更に広がりました。

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