身延山紀行

商売繁盛祈願に

晩秋のよく晴れた日、料理長と店長と一緒に商売繁盛祈願に行ってきました。

商売繁盛祈願と言うと、東京では神田明神、大阪の大阪天満宮などが有名ですが、

山梨県の身延山 久遠寺に行ってきました。

家紋が語る歴史

日蓮上人が眠る身延山 久遠寺は、日蓮宗の総本山(祖山)で、

全国に数ある日蓮宗の最高の聖地と位置づけられています。

商売繁盛祈願になぜ身延山 久遠寺に行ったのかと言いますと・・・

上の写真で、料理長の横に見える家紋のようなマークにその秘密があります。

少し拡大してみましょう。

左側の写真の家紋は「橘」で、日蓮宗の寺紋だそうです。

確かに日蓮宗のお寺でよく見るマークですね。

右側の写真も「橘」で、髙野のお店のロゴマークにも使っている家紋です。

そうです、髙野の家紋は日蓮宗の寺紋と同じ「橘紋」なのです。

NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で話題の井伊家の家紋も「橘紋」だそうです。

日祷上人とは

なぜ、商売繁盛祈願に身延山 久遠寺を選んだかと言うと、

実は、料理長の祖父にあたる人が、ここ身延山 久遠寺に縁がある方なのです。

その方は、なんと、久遠寺の第71世大僧正だった日祷上人なのです。

日蓮上人から数えて71人目の大僧正。

そして髙野文雄料理長の故郷も山梨県ということで、久遠寺に祈願に来たのでした。

料理長にしてみれば、祖父のお墓参りということでもあるのですが、

そのお墓は、あの日蓮上人と同じ場所に並んで建っているのです。

初めて同行したブログ管理人の私は、ただ驚くばかりでした。

久遠寺境内では、橘紋が至るところに見られます。

意識してみるとあちこちに描かれているのがわかります。

この日はとても穏やかな良い天気でした。

広い境内は風もなくとても静かで、聖地に相応しい荘厳な静寂に包まれていました。

静寂の中で山の空気を感じ、ひとつ深呼吸してみると、

日頃都会の雑踏の中で忙しく過ごしている時間とは別の世界にいるみたいです。

肉まん作りへの想い

商売繁盛祈願を終え、ロープウェイで身延山の山頂 奥の院へ登りました。

高低差763mを一気に登ると、広い境内が小さく見えるほど雄大な風景が広がります。

遠く太平洋に向かう富士川の流れ。

夕日に照らされる甲斐の山並み。

谷を渡る風に揺れるすすき。

この風景は料理長の祖父、日祷上人も毎日見ていた風景で、

おそらく七百数十年前に日蓮上人が見た風景も同じものだったのでしょう。

そんなことを思いながら黄昏時の風景を眺めていたら、

時空を越えて脈々と受け継がれて来た何か偉大なものを感じました。

我々の肉まん作りにも、こうした髙野の歴史や、中国料理の伝統、

脈々と受け継がれてきた数多くの人々の想いが込められているのだと感じました。

手のひらにのる小さな肉まんで、様々な人の想いや歴史や伝統を受けとめ、

時空を越えた宇宙観を表現する。これから、そんな肉まんを作っていきます。

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